飲み会大好き
昨日、前職の同僚達と飲みにいった。
支払った費用は3,000円。職場の近くにある安居酒屋を選んだ甲斐があった。
私は飲み会が大好きだ。
子供のころからお笑いが好きで、特に会話の中で生まれる笑いが好きだった。
なので人と喋る事は好きだったのだが、いかんせん自分に自信が無く、また人見知りな性格だったため、喋るのが好きなのにコミュニケーションが苦手という、ねじれコミュ障なるものを高校生卒業くらいまで随分長いこと発症していた。
まぁしかし、そのねじれコミュ障を解消してくれたのが飲み会だった。
学生のころは、面と向かって人としゃべる機会は少なかったように思う。しかし大学生になり、お酒を覚えた。飲み会という初対面や仲の良い人が入り混じって、面と向かって2時間なり3時間なりの時間を一緒に会話をしてすごす機会が増えた。
飲み会は最低でも1時間程度はお互い面と向かっている状況のため、つまり逃げられない。必ず喋らなければいけないため、ねじれコミュ障の私にとって、いわば背水の陣を敷くこの状況は非常に好ましい状況と言えた。
初対面の人としゃべる。
基本的な情報を聞き出す。
話題を探す。
話を振る。
気持ちよくエピソードなどを話してもらう。
こちらの話も聞いてもらう。
徐々にお互いがお互いのことを知るようになる。
回数を重ねるごとに、自分の会話の引き出しもどんどん増えていき、余裕をもって色々な人と様々な話ができるようになった。
また、親に感謝すべきだが、私はお酒の強さに恵まれそこそこの量は飲める体のため、回数を重ねることは全く苦にならなかったのも良かった。
そして年を重ね、気がつけば飲み会以外の場所で、初対面の人とも自然とコミュニケーションが取れている自分がいた。ねじれは酒によって解けたのである。
私にとってこの飲み会と言う場所は、あくまで会話の中で生まれる笑いを一つでも多くつくる場所であり、またその能力を鍛える場所なのである。誰かと仲良くなるためであるとか、込み入った話し合いを行うために行うこともあるが、やっぱり飲み会は笑って過ごしてナンボだと思う。この人とどうやって面白い飲み会にしていくか、その為にはどういう話題で盛り上がっていくか。飲んでいる相手との共同作業でもあり、そういうことを考えながら過ごす時間がとても好きなのである。
だから月の飲み代がかさむ。
月10回、7~10万円の出費になる。
そこそこの小金もちになればこの金額は屁でもないと思うが、手取り20万程度の一人暮らしの会社員にはかなりキツイ金額なのである。
とても悔しいが、月々の飲み会を減らすしかない。
また、2軒目、3軒目のハシゴ酒も禁物である。
安居酒屋でハイボール濃い目をひたすら煽って、炭酸で腹を膨らまし、飯は極力減らす。
胃がやられるか、自制心がやられるか。どちらが先にやられるか見物である。